「脂肪肝」を考える前に、「肝臓」のことをよく理解しておきましょう。
とても大切な物事を「肝心かなめの○○○」と言いますね。
これは、肝臓を象徴しているということを知っていますか?
肝臓は心臓に匹敵するほど、人間の生命を維持するのに重要な働きをしているからなのです。
心臓に匹敵するといっても、心臓のようにドキドキすることもないので、ピンとこないかもしれませんが、3,000億個以上の肝細胞が常に黙々と働いているのです。
肝臓の主な働きには
『食べものをエネルギーに変える代謝』
『毒物を分解する解毒』
『不要な物質を排泄する胆汁の生成』
の3つがあります。
肝臓の構造はどうなっているのでしょう。
肝臓は、まるで肋骨に守られているかのように大切に保護され、横隔膜の下に位置しています。
重さは、成人で1.2キログラム〜1.5キログラムほどもあり、身体の中で最も大きな臓器なのです。
脂肪肝の場合はもっと大きくなるのですよ。
では、肝臓は1つでしょうか、それとも2つあるでしょうか。
2つあると思っている方、結構いるのではないですか。
それは、間違いです。
肝臓は、直角三角形に似た形で左右2つの部分に分かれているので、2つあると思われがちです。
左側を「左葉(さよう)」、右側を「右葉(うよう)」といい、3:7の割合で右葉が大きくなっています。
肝臓の特性としては、「肝動脈」と「門脈」という、他の臓器にはない独自の血管があることや、3,000億個以上の肝細胞が、壊れた一部の細胞を補って働く機能、また肝細胞自身に再生能力があるということがあります。
それにより、肝臓に多少の障害が起きても影響が起きにくいのです。
しかし、逆にいえば、症状が出にくいということは、何か症状が出たときには、もう取り返しのつかない状況になっているということなのです。
故に肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。
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